ビーナスライン

ツーリング

ライダー憧れの場所とされるビーナスラインの魅力

ビーナスラインとは、長野県の茅野市から上田市に至る、全長約76kmの観光道路です。平均標高は1400mにものぼります。
国内髄一の絶景で、ライダーなら一度は訪れたい人気のツーリングルートです。

雄大なアルプスの山並みや、青々とした緑が広がった高原地帯を走れるので、視界は良好かつ爽やかな風景を楽しめます。
2002年に全線無料になったため、今では多くの観光客も訪れるようになりました。

南部と北部によって風景が異なる

ビーナスラインは南部と北部によって、味わえる風景が異なります
南部では、どこまでも続く緑と険しい山々がライダーをお出迎え。
レンゲツツジが咲き誇ると、グリーンの中に広がる真っ赤な色のコントラストが美しさを際立たせます。

レンゲツツジを満喫できる車山高原は、中央自動車道の諏訪インターチェンジより1時間未満で到着できるスポット。アクセスが良いのもライダーに人気の一つです。

一方、北部では山岳ワインディングを味わえます。
徐々に標高が上がるにつれ、天気の状況によっては雲中を走れることも。遥か彼方まで広がる雲の地平線はとても幻想的で、なかなか味わえない貴重な絶景です。

ビーナスラインで立ち寄りたいスポット

蓼科高原の入り口付近にある蓼科湖(たてしなこ)は、四季それぞれに高原の美しい景色を見せてくれるスポットです。
こじんまりとした湖の周囲には遊歩道も整備されているので、ゆったりと景色を楽しみながら散策できます。

蓼科湖を訪れるなら、その近くにある「小斉の湯」へ行くのがおすすめ。日帰り入浴ができる場所で、6つの温泉を楽しめます。
その中の一つである見晴らしの湯は、標高1275mの場所にあり、露天風呂の中で一番見晴らしが良いのが特徴。天気が良ければ蓼科湖や南アルプスを望めます。

高い位置から景色を楽しみたい方は、北八ヶ岳ロープウェイに乗ってみてください。
山頂駅までは約標高2237m。約7分間の空中散歩が楽しめ、車窓からは八ヶ岳連峰やアルプスなどの雄大な景色を望めます。

ビーナスラインをとことん満喫するなら白樺湖へ。
白樺に囲まれた湖で、湖畔には遊園地をはじめ、スキー場、温泉といった施設や宿泊施設があります。
ゴルフやスキーはもちろん、ボートやカヌーに乗れば雄大な景色と湖を楽しめること間違いなしです。

忘れてはならないのが、ビーナスラインのクライマックスとされる美ヶ原高原です。
標高約2000mで、眼下には雲海と雲の地平線が望めます。

美ヶ原高原のシンボルである「美しの塔」は、絶景の撮影ポイント。
絶景とともに花を満喫するなら、ツツジが咲き誇る6月~7月上旬に訪れるのがおすすめです。