城崎温泉の魅力

温泉

温泉を思う存分に味わえる場所「城崎温泉」

寒い時期、温泉を楽しみたい方におすすめなのが城崎温泉ツーリングです。
兵庫県の北部に位置する城崎温泉は、北に2~3kmほど行けば日本海が見渡せる絶景の地。

平安時代から知られる由緒正しき温泉街の城崎温泉では、7つの外湯が楽しめます。
外湯とは外にある共同浴場のことで、内湯旅館の中にあるお風呂のことです。

この7つの外湯は、それぞれ近いところにありますが、その特徴はどれも異なります。
温泉が生まれた時期・お湯の温度・雰囲気など、どれをとっても皆個性的。城崎に住む人たちは、この7つの外湯を日常的に利用しています。

例えば「一の湯」は、合格祈願・交通安全、そして開運招福の湯と言われています。
江戸中期にできた湯で、江戸時代の名医である香川修徳は、この一の湯を天下一とほめたたえました。

もともとは新湯という名称でしたが、香川氏によって称賛されたことで「一の湯」に改名。今は天下一の「一」として君臨しています。

「御所の湯」は、火伏防災や良縁成就、 そして美人の湯ということもあり、女性客にとりわけ人気があります。
天井が高く設けられた内風呂は開放的な気分になること間違いなし。露天風呂には滝が設けられています。

その他にも地域発祥の地である「まんだら湯」や、子授安産・子授けの湯とされる「柳湯」、夫婦円満・不老長寿の「鴻の湯」など、さまざまなご利益をいただける湯が存在します。
地元の人と一緒にお風呂に浸かることで、城崎の魅力や穴場スポットを教えてもらえるかもしれません。

海の幸と山の幸がダブルで味わえる

城崎は、日本海に近く、それでいて美しい森と澄み渡る水が豊富なエリア。新鮮な海の幸と山の幸が味わえる宝庫です。
城崎を訪れるなら、まずはカニを味わいましょう。「ズワイガニ」と呼ばれるカニのことを、ここでは「松葉ガニ」と呼びます。

城崎津居山漁港で水揚げされた地ガニである「津居山ガニ」は、古い歴史を持つ有名なカニの一つ。
シンプルに茹でて食べるのはもちろん、新鮮だからこそ味わえるお刺身、カニの甘さをグッと引き立てる「焼き」など、さまざまな食べ方でカニを満喫できます。

もちろん味わえるのはカニだけではありません。
干物や塩焼きが格別なハタハタや、やわらかな肉質が特徴ののどぐろ、プリプリな食感と濃厚な甘さが味わえる甘エビなど、季節ごとにさまざまな魚介類が楽しめます。

松坂牛・神戸牛・近江牛の素牛とされる但馬牛を味わえるのも城崎ならでは。肉本来のうまみと独特の香りが特徴で、肉好きをうならせる味わいです。
城崎温泉を訪れたら、お肉の味をしっかり楽しめるステーキをはじめ、新鮮だからこそいただけるしゃぶしゃぶ・炙りにぎりなどを、ぜひとも堪能しましょう。