いろは坂の魅力

山

抜群の知名度を誇るいろは坂

いろは坂とは、国道120号線の日光市馬返から同市・中禅寺湖畔間の坂道のことです。ライダーの中では知らない人がいないほどの知名度を誇ります。
絶景ロードと言われるこの坂は「日本の道100選」にも認定されるほど。日光へのメインルートでもあるこの坂は、ライダーはもとよりたくさんの観光客が訪れるところです。

「第一いろは坂(下り専用)」と「第二いろは坂(上り専用)」に分離されているのが大きな特徴。行き帰りで異なる風景が楽しめます。

元々は山岳信仰のため、奈良時代に開拓された古道でした。当初は、上り下り1車線の対面通行の道でしたが、1965年に上り専用の第二いろは坂が開通。
現在は完全2車線に加え、全線高規格で舗装されているので、大型バイクでの走行ももちろん可能。1200年以上前の踏み跡をバイクで走れる貴重なルートの一つです。

バイク好きなら訪れたいいろは坂の魅力

いろは坂の大きな魅力の一つは、ダイナミックなワインディングとアップダウン。多数のカーブを「いろは」の48音に例えたことが名称の由来です。

第二いろは坂(上り)では「い」~「ね」の20カーブで、第一いろは坂(下り)は、「な」~「ん」までの28カーブがあります。
バイク初心者の人にとってはこのコーナーがややキツイかもしれません。ですが、この特殊なワインディングを楽しむために訪れるライダーは大勢います。

また、季節に応じて満喫できる景色がガラッと変わります。
新緑の時期は、心地良い太陽の光と爽やかな緑がライダーを出迎えてくれます。

一方、秋の季節は野山の錦と言わんばかりの景色が広がり、見る者の心を惹きつけて離しません。この時期は最も美しいいろは坂と出会えるベストシーズンです。
いろは坂を登り切ったところにある明知平では、中禅寺湖と華厳の滝の美しさを満喫できます。初めて訪れるライダーはぜひとも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

紅葉シーズンは渋滞覚悟

いろは坂の美しさが一番に映える秋頃は、ライダー・観光客がたくさん訪れます。
その時期は大渋滞を引き起こすため、10月中~11月上旬にバイクで走る場合は渋滞を覚悟しましょう。もし訪れるなら午前中早いうちに向かうのが得策です。

紅葉シーズンが終わると渋滞は緩和されます。「渋滞に巻き込まれたくない」「コーナーが不安」という方は、11月下旬あたりに訪れることを計画しましょう。
冬に訪れる場合は路面凍結の恐れがあるので、万全な装備をしてください。