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カワサキの特徴

カワサキ

硬派の裏の意味

「漢・カワサキ」「硬派のカワサキ」などといわれ、男性に絶大的な人気を誇るカワサキですが、マニア筋に人気であり、一般向けのバイクとはいえません。
古くは500SS、750SSに始まり、Z1、ニンジャと世界最高速を誇りにバイクが開発されてきました。
国産には珍しい特徴を色濃くだしたメーカーではありますが、世界トップレベルである国産バイクの中で、唯一特徴を“出し過ぎた”メーカーでもあるのです。

漢カワサキ、という言葉は、裏を返すと女子供はお断りという意味でもあります。
まさに硬派なイメージではありますが、女性や子供(免許取立ての子供)には乗れない、乗ることができない、いえ乗ることが難しいバイクということです。
女性や初心者は、バイクに詳しくはありません。
つまりメカに明るくないということです。

カワサキは国産メーカーの中では、故障しやすい、トラブルが起こりやすいバイクなのです。
カワサキでは一時このようなことがいわれていました。

「オイルが滲むのは当たり前、滲まなくなったらオイルが無くなっているから危ない」
「カムチェーンの音が聞こえて安心」

最近のマシンはこのようなことはありませんが、古いマシンでは極当たり前のことでしたので、確かに女性や初心者にはお勧めできません。

超高性能

カワサキは全日本スーパーバイクで、あまり良い成績を収めていません。
世界で活躍したベテランを擁しながら、そこそこの成績です。

実はこれはライダーのせいではなく、マシンのせいなのです。
ですがマシンは決して悪いものではなく、素性としてはかなり良いものです。

JSBを走るバイクは、通常はメーカー直結であるワークスと、個人であるプライベーターでは差があります。
メーカーは販売成績に影響がでますので、威信をかけてくるのは当然です。

ですがカワサキワークスのマシンは、プライベーターのマシンとほとんど差がありません。
素の状態でもこれだけ戦闘力があると、他のメーカーとは違った宣伝法を使っているのです。

素人お断り

またカワサキには別名があります。
キチ○イカワサキです。
現在では禁止用語となっていますが、これは前出した500SSや750SSに使われていた言葉で、アクセルを開けると速いが、止まらない・曲がらない・真っ直ぐ走らないといわれ、まさに頭のネジが外れていないと飛ばせないバイクでした。
このインパクトが強過ぎたため、扱い易いバイクが登場しても以前として馬力のあるバイクが製造されてきましたのでこの別名は使われてきました。
近年では故障も少なく、扱い易いバイクになってきましたが、再びぶっ飛んだバイクが登場しました。
750SS・H2の名前を引き継いだNinja・H2とNinja・H2Rです。
H2は水冷DOHC998cc4気筒にスーパーチャージャーを追加し200PSですがH2Rはサーキット専用モデルで300PSを誇ります。
H2Rは例外だとしても、H2はフラッグシップモデルであるZZR1400と変わらない馬力ですので、まさにとんでもないバイクです。

ライト&スムーズ

では危険で乗り手を選ぶバイクばかりかというと、そうではありません。
特に並列2気筒エンジンは、GPZ250Rを皮切りに、GPX、ニンジャ250Rと非常にスムーズで扱い易さには定評があります。
カワサキはマニアが欲するクセのあるバイクと、誰もが安心できるスムーズなバイクがあると覚えておいてください。