【群馬】温泉宿 塚越屋七兵衛

温泉宿 塚越屋七兵衛の特徴と魅力

群馬県渋川市にある「温泉宿 塚越屋七兵衛」は、江戸末期の文久年間に創業した由緒のある旅館です。
掘りごたつのある客室などもあり、伊香保温泉の昔ながらのおもてなしを存分に楽しめるようになっています。
塚越屋七兵衛は、伊香保でも数少ない茶褐色の源泉「黄金（こがね）の湯」で有名で、庭園大浴場「ほととぎすの湯」ではかけ流しで利用することができます。

お湯の色が黄金色に見えるのは、お湯の中に含まれている鉄分が空気に触れて酸化することによります。
このお湯は刺激の少ない硫酸塩泉で、泉質は塩化物温泉（中性低張性温泉）、毎分4000L前後/分の湧出量を誇っています。
神経痛や関節のこわばり、うちみや五十肩などに優れた効能を発揮すると言われていますので、ツーリングで疲れた体を癒すにはもってこいです。

塚越屋七兵衛は食事にもこだわりがあり、脂の乗った群馬県のブランド牛「上州牛」や「上州六穀豚」「赤城鶏」などを賞味できるようになっています。
小麦の栽培が盛んな群馬ならではの郷土料理「おっきりこみ」も、絶対に試してみたい逸品です。
おっきりこみは太目の手打ち麺をたっぷりの野菜と煮込んだ料理で、冬は熱々の出来立て、夏は冷やしていただきます。

また、群馬特産のこんにゃくの粉を皮に練り込んだ「こんにゃく大福」も評判で、お土産としてテイクアウトすることもできます。
館内には46の客室の他に180名収容のコンベンションホールやカラオケルーム、リラクゼーションスペースなども用意されています。
塚越屋七兵衛は竹久夢二が愛したゆかりの宿ということもあり、竹久夢二がデザインした浴衣の貸し出しも行なっています（1枚517円）。

温泉宿 塚越屋七兵衛周辺のツーリングスポット

伊香保には源泉地のすぐそばに露天風呂もあり、婦人病に効果があり、子宝の湯として昔から親しまれています。
榛名湖（はるなこ）から榛名神社にかけてのルートも人気が高く、パイプでも渋滞が見られることがしばしばですので、時間的な余裕をもって行くことをおすすめします。
榛名湖は万葉集の時代には「伊香保の沼」と呼ばれており、ロープウェイや遊覧船などもあります。

榛名神社は紅葉の頃が特に美しいので、できれば秋に行きたいものです。
関東でも屈指のパワースポットとして有名な榛名神社でお守りを買うのもいいアイディアです。

温泉宿 塚越屋七兵衛へのアクセスと駐車場

塚越屋七兵衛に東京方面からアクセスするには、練馬ICから渋川伊香保IC経由（約90分）が便利です。
新潟方面からアクセスする場合には、新潟西ICから渋川伊香保IC経由で約130分の道のりです。
駐車場は無料で、150台の車を駐車するスペースが確保されています。