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雪の日にバイクに乗る場合の必要装備

結晶

雪道走行をする場合に便利なスパイクタイヤ

スパイクを打っていないノーマルタイヤのままで雪道を走ると転倒してしまい、大事故につながる恐れがあります。
スパイクは自分で打てますが、腕に自信がない場合はバイク屋に依頼しましょう。

スパイクタイヤは原則禁止とされていますが、積雪の多い地域では積雪期間限定で合法的に使用が認められています。
アスファルト路面を走ることも可能ですが、コーナーでの深いバンクや急制動などは絶対に行わないでください。

スパイクタイヤを履けばアイスバーンの道でも路面にある程度食いついてくれます。
ですが、スピードを出すのはとても危険なので落ち着いて走るに越したことはありません。

雪道であっても、パウダスノーが降り積もった道は要注意。
スパイクのピンが圧雪面まで届かず、パウダー層をかき分けるような状態に陥ります。

北海道のように雪が多く降る地域では、風速10数メートルの突風が吹き荒れる場合もあるので、進むどころか戻ることもできない恐れも。
「スパイクを打っているから大丈夫」と慢心せずに運転しましょう。

寒さから身を守る防寒ウェア

雪道をバイクで走る場合は、しっかりした防寒ウェアの着用が必須です。
装備を怠ると体が冷えて思うように動かず、ドライブが楽しめません。
アンダーウェアをはじめ、ミドルインナー・ジャケット・ボトムスと、寒さに強いウェアを選びましょう。

生地や縫い目部分に防風対策が施されているか、首元や手首部分などから風が侵入しないつくりかをチェックしてください。
蓄熱効果が高い中綿を使っているものだと、肌と防寒具の間で生まれた温かい空気を逃がしません。

バイク用のボトムスを選ぶ際に最も意識すべき点は「動きやすさ」です。
バイクにまたがる姿勢を考慮して作られたボトムスを選びましょう。

真っ直ぐに立っている状態と、バイクにまたがった場合では、後者のほうがウエストサイズが大きくなります。
そのため、ウエスト部分のサイズ調整が可能なものがおすすめです。

雪道をバイクで走るのは予想以上に体に負担がかかるため、出費を惜しまず質の良い防寒ウェアをそろえましょう。

指先の寒さを解消する電熱グローブ

寒い季節にバイクを運転する時に気を付けたいのは、指先の寒さです。
電気の力を利用して手を温める電熱グローブは進化しており、指先まで十分に温めてくれます。

電熱グローブには、電池式タイプ・バッテリータイプ、車体給電タイプの種類があります。
電池・バッテリータイプは手間のかかる配線作業が不要で、気軽に使えるのが特徴です。

短時間のツーリング、ドライブに適しているため、ロングドライブでは途中でバッテリーが切れるのも踏まえ、複数持っておくと安心です。

車体給電タイプは、車体のバッテリーに直結、あるいは電源ソケットに接続して給電します。
配線作業が必要になりますが、バッテリー切れの心配がなく長距離のドライブも楽しめるのが特徴です。