バイクの安全運転、そのポイントは?
バイクの運転で安全性を高くするために大きなポイントとなるのがコーナリングです。
路面状況、またコーナーの大きさによって、上級ライダーでもスピードダウンしないと危険な状況になります。
見通しがきかない場所では障害物の有無も路面状況も判断しにくいので、確認が遅れて事故となる事もあります。
またコーナー途中でブレーキングするとバランスを崩し転倒する危険性もあるので、ストレート部分でしっかり余裕を持って曲がれるようにスピードダウンすることが必要です。
交差点で右左折する時にも、飛び出し等もありますので十分にスピードを落としいつでも安全に停止できるように心がけましょう。
コーナーを安全に走るために知っておきたいセーフティポイント
ストレート部分からコーナーに入る時、路面状況やコーナーの大きさによってどのくらいスピードダウンすればいいかを判断します。
路面状況が急に変化しないか、また停止車両があっても回避できるかなどを考慮し、見通しの悪い道路などでは十分注意が必要です。
コーナー入口ではコーナリングフォームをしっかり作り、スピードに合わせてバイクを傾けます。
コーナー出口が見えるように顔を進行方向に向けて顎を引き、顔は路面と垂直になる様に心がけます。
コーナー途中では出口に視線を向けて先の情報を常に感じられるようにしておきます。
路面状況によっても走り方に違いが出てくるので十分注意しながらコーナー途中はバランスを特に崩しやすくなるので、急加速や急減速を避けることも必要です。
コーナー途中で対向車がセンターラインをはみ出してくる可能性もあるので、走行する時にはキープレフトが基本となります。
コーナー出口、直線部分が見通せるところまで来たらスムーズに立ち上がります。
視線も重要なポイント、コーナーでの視線は?
両目を動かさずに確保できる視野は通常、水平方向に200°くらい、垂直方向に140°くらいといわれています。
はっきり物をみることができる、判別できるのは中心から左右に15°くらいです。
コーナリングの最中はコーナー出口を視野の中心で見ることができるようにしっかりと進行方向に視線を向けて、情報をいち早く幅広くつかむようにします。
頭と路面を垂直に保っていないと感覚がずれてうまく走れないので、目線は常に水平方向に保つことが求められます。
運転に慣れてくるとツーリングで初めて走る道でも、コーナーなど緩いと感じて無理なスピードで走ってしまうこともあります。
対向車がはみ出してくること、また路面状況が急に変わる事もあるので、バイクの運転をする時には絶対に過信しないことです。
特にツーリングなどで知らない道を走る時には、十分注意して、その先に何があるのか情報収集に努め、しっかりと安全に走る事を心がけましょう。