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バイクの騒音が招くトラブル

バイクの音は騒音トラブルになりやすい

バイクが大好きな人の中には、バイクのエンジン音や排気音を聞くと癒される人もいるでしょう。
しかしバイクに乗らない人の中には、そうした音を騒音だと感じる人も少なからずいるものです。
バイク走行をする際はこうした音を完全に消すことは難しいため、場合によっては近隣の住民などとトラブルの原因となりかねません。

バイクの騒音が原因となるトラブルは一戸建てでも起こる可能性がありますが、マンションやアパートなどの集合住宅ではより起こりやすくなります。
特にバイクの音とともに犬が鳴いたり、せっかく寝かしつけた赤ちゃんが起きて泣いてしまうといった事態が起こると、イライラする矛先がバイク及びバイクの所有者に向けられることは少なくありません。

バイクの騒音規制とは

バイクによる騒音トラブルを解決するべく、日本のバイクメーカーは排気音をできるだけ静かにするための対策を講じています。
それに伴ってバイクの騒音規制もあり、50cc以下のバイクなら近接騒音測定で79デシベル以下、125cc以下のバイクなら85デシベル以下、そして250cc以上の大型バイクでも89デシベル以下でなければいけないと決められています。
これは法律によって決められているルールで、バイクをカスタムせずに適切なメンテナンスをしていれば超えることはありません。
しかし、整備不良やマフラー周りのカスタムによって音が大きくなってしまうリスクは少なからずあり、もしも上記の音量を超える場合には騒音運転違反として反則金7千円と違反点数2点が課せられることになります。

それだけではなく、不要なエンジンの空ぶかしや急加速などによる騒音も道路交通法によって取り締まりの対象となっています。
この場合には、騒音運転等の違反として反則金6千円と違反点数2点が課せられます。

トラブルを予防することはできるのか?

バイク走行をする際には、音をゼロにすることはできません。
しかしちょっとした心がけによって、近隣住民とトラブルを起こさず気持ちよくバイクライフを楽しむことは可能です。
ライダーにできるトラブル予防策は、いくつかあります。

1つ目は、夜間や早朝など他人の迷惑になりそうな時間帯には、アクセルはできるだけ控えめにして低速走行をするというものがあります。
特に住宅街は近隣住民に配慮した走行をすることで、トラブルのリスクを最小限に抑えられるでしょう。

2つ目にできる予防策は、アイドリングはできるだけ最小限にするという点です。
冬季にはエンジンを温めるためにアイドリングをしてから外出するライダーは多いものです。
これはバイクの寿命やメンテナンスという点でもオススメなのですが、不必要に長いアイドリングをすることは近所迷惑になりかねません。
できるだけ短く抑えることが、トラブルにならない秘訣です。