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ノートンモーターサイクルズの特徴

イギリスで誕生したノートンモーターサイクルズ

ノートンモーターサイクルズは、1898年にイギリスで誕生したバイクメーカーです。
設立当初は、外部業者から購入したエンジンにフレームなどを取り付けてバイクを組み立てていましたが、1908年からはエンジンも含めてすべてのパーツを自社製造しはじめました。
現在では、ノートンモーターサイクルズが作るエンジンはとても高性能であると定評があります。
特に戦前にはバイクレースで優勝を飾った実績も数多くあり、レースバイクとして高い人気を誇りました。

ノートンモーターサイクルズはもともと、単気筒バイクの製造に注力していました。
しかし1948年頃からは二気筒エンジンへシフトチェンジし、1970年代には一世を風靡した排気量500ccから850ccのドミネーターをはじめ、排気量が650ccのコマンドやアトラスなど人気車種を数多くラインナップしました。
その後、経営不振や合併などを経て、2020年にはインドのバイクメーカーであるTVSモーターの傘下に入りました。

ノートンモーターサイクルズの特徴

ノートンモーターサイクルズは、世界中に代理店を展開しています。
ノートンモーターサイクルズとして一世を風靡した懐かしい旧車は現在では新車販売されていませんが、アメリカの代理店ノートンモーターサイクルズUSAではこうした人気の旧車をレプリカ製造発売するなど、ノートンモーターサイクルズの名車のロングセラー化に貢献しています。

日本にも代理店を展開しており、現在はNorton Commando(ノートン・コマンド)が新車発売から50周年記念仕様車として販売されています。
人気が高くあっという間に新車販売は売り切れとなってしまったものの、現在でも中古車として購入することは可能です。

ノートンモーターサイクルズの車種

ノートンモーターサイクルズから現在ラインナップされている車種は、コマンドーラインが主流です。
50周年記念仕様車はすでに売り切れなので新車購入はできないものの、コマンドーシリーズの中でも961MK1とMK2ラインなら新車での購入ができます。
コマンド961ラインには、カフェレーサーモデルやスポーツモデルがラインナップされています。
イギリス製バイクらしいクラシックで洗練されたシルエットを持つコマンド961シリーズは、レトロなデザインを色濃く残しながらも最先端のテクノロジーを搭載することによってライダーを楽しませてくれます。

ちなみにノートンモーターサイクルズのバイクは、マルクス主義の革命家として知られているチェ・ゲバラが愛用していたことでも知られています。
彼が乗っていたのは1939年モデルのノートン500で、彼はこのバイクと共にアメリカを放浪した経験もあったらしいです。