KTMの特徴

KTM

KTMの歴史

社名のKTMというのは、「Kがエルンスト・クローノライフ」、「Tがハンス・トゥルンケンポルツ」、「Mがマッティクホーフェン」を意味しています。

これは2人の創業者、創業地の頭文字から成っているもので、KTMの歴史を知る上では重要なことです。
KTMの歴史であり企業としての沿革では、1934年に、エンジニアのハンス・トゥルンケンポルツが、マッティクホーフェンという町で修理工場を始めました。

1953年になると、そんな事業に興味を持つようになったエルンスト・クローノライフが、事業に対して投資をするようになります。
このような経過があったことでバイクが生産されるようになり、1954年には、KTMブランドのバイクが世に知られるようになっていきました。

その後のKTMはオフロードレースに力を入れるようになったため、主にモトクロスレース、パリ・ダカールラリーなどに参戦するようになっていきます。
また、目覚ましいKTMブランドの活躍により、KTMは、オフロードのトップメーカーとして確固たる地位を築き上げることに成功しました。

このような活躍は1990年代頃も見られ、1990年代の半ばに差し掛かると、オフロードレースだけでなく、オンロードにも力を入れるようになっていくのです。
KTMブランドは250ccクラスでも活躍し、レースで養った技術を市販車にフィードバックするといった活動も行うようになりました。

走りを堪能できるモデルほど人気が高い

KTMの人気車種は、1290スーパーデュークR、1090アドベンチャーRの2車種とされています。

1290スーパーデュークRが人気の理由は、ダイナミックな走りを堪能できるデュークシリーズとして有名だからです。
KTMブランドの中では最高峰モデルということもあり、1290スーパーデュークRは、多くのバイク乗りから憧れの存在となりました。

1290スーパーデュークRの特徴は走りだけでなく、軽量で高剛性のクロモリ銅管トラスフレームが採用されているところです。
1090アドベンチャーRは、スーパーデュークRとは違い、スタイリッシュな見た目が特徴的で、特に豪華装備を装着しているモデルではなく、リーズナブルな価格でエントリー向けのバイクとして有名です。

1090アドベンチャーRは、豪華装備を除いたベーシックパッケージとして販売されていました。
その後、前後21、18インチのスポークホイールが採用されるようになり、ライディングモード、トラコン、ABSがオフロードモードに追加されるようになったのです。

1090アドベンチャーRは、万能な走りを追求できるバイクとして、今でも人気のモデルとなっています。