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ロイヤルエンフィールドの特徴

ロイヤルエンフィールド

自転車製造からバイク製造

ロイヤルエンフィールドは世界で最も古いオートバイ製造販売メーカーです。
イギリスが発祥の地ではありますが、今はインドに拠点を置いている会社です。

ロイヤルエンフィールドは、1851年に創業したジョージ・タウンゼントアンドカンパニーという会社が始まりです。
当時はミシン針や機械部門を担当していた会社でした。

その後1871年に自転車や自動車の部品の製造販売を行うようになりました。
1892年にはザ・エンフィールドという商標を使用して自転車製造を始めました。
1897年には自転車部門だけが独立して、エンフィールドサイクルカンパニーが生まれました。

そして1901年にフランスのデザイナーに設計を頼み始めてオートバイの製造を行いました。
1910年代にはスイスのオートバイを生産していました。
しかし1912年には自社で開発したエンジンを搭載したモデル160が発売され、イギリスを代表するオートバイメーカーとして確立していきました。
1914年には初めて225ccの2サイクル単気筒車を発売し、次々と新たなエンジンを搭載したオートバイの製造に意欲的です。

インドへの進出

様々なバイクを製造していく中で、第2次世界大戦中は、オートバイだけでなく軍用車両なども生産していました。

戦後になるとまた再びバイクの新しいモデルを次々と発表し、長年愛されるモデルもたくさんこの当時から生まれています。

大きく変革を迎えたのが、1955年にインドでライセンス生産を始めたことです。
海外の拠点としてインドを選択したことがのちに大きな意味を生じます。
インド人をイギリスに派遣させ、製造に関する知識を身につけさせ、イギリスで作られた部品をインドで組み立てて製造されてきました。
しかし1956年にはマドラスに本格的な生産工場を作り、インドですべて製品を作り上げるようになりました。

その15年後に本社のイギリスが倒産してしまったことで、インドの会社だけがロイヤルエンフィールドの製品を製造しています。

人気の車種

ロイヤルエンフィールドの一番の特徴は本物のクラッシックバイクといわれるほど、昔と車体構造が変わらないまま、モデルチェンジを行われています。
1931年に開発された350ccの4サイクル車は翌年にブリットと名付けられました。
ブリットは今でもモデルチェンジしながら製造されており世界で一番長く生産されているモデルです。

1965年には当時流行していたカフェレーサーをモチーフにして250ccのコンチネンタルGTが発表されました。
どの国も土地の風土や流行などによってフレームや排気量などを大きく変えていくメーカーがほとんどでした。

しかしロイヤルエンフィールドはインドで製造されていたこともあり、あまり諸外国の動きにとらわれることなく、自社の製品を製造し続けてきました。

どちらの車種でも50年以上ほとんど構造が変わることなくモデルチェンジされてきたことからまさにクラッシックバイクという名にふさわしいといえます。