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ビモータの特徴

ビモータ

ビモータの歴史

ビモータはイタリアを代表するバイクの製造会社です。
その社名は、創立者のヴァレリオ・ビアンキ、ジュベッセ・モーリ、マッシモ・タンブリーニの三人の綴り野2文字ずつをつなげて作られた社名です。

会社の事業は最初からバイク事業を行っていたわけではありません。
全く異なる空調設備の会社を行っていました。
創業者の一人である、マッシモ・タンブリーニがかなりのバイク好きということもあり、普段からレースなどにも積極的に参加していました。

しかしある大きな事故を起こしてしまい。自分の大事な愛車が大破してしまいました。
そこで大破してしまった自分のバイクに自分でオリジナルのフレームを作り、オリジナルのバイクを完成させました。
そのバイクの完成度は高く、周りの評価も高かったことからビモータはバイクの製造にも力を入れることになりました。

バイク好きだったタンブリーニは空調設計の技術者として高い技術を持っていました。
そのためバイクのフレームに対しても空調設計の経験を生かして一番適したフレームを作ることに成功しました。

フレームに特化したビモータ

主なバイクメーカーはエンジンからフレームまですべてを一貫して製造してオリジナル商品として販売しています。
しかしビモータの場合は、他社が開発したエンジンに対して、一番適したフレームを開発することで商品化してきました。

当時大型排気量のバイクの需要が高まっている中出力エンジンとフレームのバランスがうまくとれず、エンジンの本来の能力が破棄できていないバイクがたくさんありました。
そう言ったバイクに対して適したフレームをビモータは作り続け、多くの支持を得てきました。

そのため他のバイクに比べるとオーダーメイドに近い状態になるためどうしても販売価格が高くなってしまうことが最大のデメリットでした。
さらにエンジンに対してフレームが作られるため、生産量をどうしても多くすることが難しいという問題がありました。
最も販売数が多かったSB6シリーズにおいても2000台数しか販売することができませんでした。

発展と倒産そして再建

そこでより販売数を伸ばすために日本のメーカーとエンジンを格安に提供してもらうという交渉することに力を入れたタンブリーニでしたが、エンジンからすべてを独自で行いたいという経営陣からの反発を受けビモータを去ってしまいます。

その後独自のエンジンを開発して世に完全オリジナルの500Ⅴデュエを販売することになりました。
しかしエンジン自体にトラブルを抱えていたことが発覚し、すべてがリコール対象になりました。
これによって発生した赤字と信頼低迷が大きな要因となり会社の経営が悪化して倒産してしまいます。

2003年に投資家が企業度と買収したことで新星ビモータが再建されました。
日本のメーカーのエンジンが主に使用されていましたが、今ではドゥカティのエンジンを使用して本来のフレームの良さを訴え、ビモータは再建しています。